水島広子さんの『「自分の居場所がない」と感じたときに読む本』を再読しました。
人間関係の悩みや、居場所がないと感じる気持ちについて、精神科医の立場から書かれた本です。
いろいろと参考になることが書かれていましたが、特に印象に残ったのは、「目的意識を持つこと」と「その場での自分の役割を明確にすること」でした。
自分は何のために、その場所にいるのか。
そして、そこで自分は何をするべきなのか。
この二つを意識することで、余計なことに振り回されずに済むという考え方です。
本を読みながら、今の自分が働いている目的について考えてみました。
私の場合、三つあります。
一つ目は、収入を得て自活すること。
二つ目は、仕事を通じて専門性を身につけること。
そして三つ目は、異なる価値観や世代の人たちと出会い、自分自身について新しい発見をすることです。
一つ目と二つ目は、以前から意識していました。でも、三つ目については、今の職場で働くようになってから、その大切さを実感するようになりました。
今の職場には、私より年下の人がたくさんいます。以前は、年上とか年下とか、年齢によって人を区分して考えるところがありました。
でも、実際にいろいろな人と接してみると、年齢だけで人を判断することには、あまり意味がないと感じるようになりました。
同じ年代でも、考え方や性格はそれぞれ違います。年下だからこういう人、年上だからこういう人、とは決められません。
結局のところ、一人ひとりを個人として見ることが大切なんですよね。そういう当たり前のことに、職場での人間関係を通じて、改めて気づきました。
仕事というのは、収入を得るための手段であり、専門能力を身につける機会でもあります。でも、それだけではないのだと思います。
自分とは異なる人生を歩んできた人たちと出会い、その人たちを知ることで、自分の考え方も少しずつ変わっていく。他人を知ることは、自分を知ることにもつながるのですね。
もちろん、職場のすべての人と親しくなる必要はないし、すべての出来事に意味を見いだす必要もありません。自分がそこで働いている目的を忘れずに、与えられた役割を果たしていけばいい。
そして、その過程で思いがけない出会いや発見があれば、それも仕事から得られる収穫なのだと思います。
今回の読書は、今の自分にとって、仕事とは何なのかを改めて考える機会になりました。



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